ARなど最新のメディア技術を駆使して研究を直感的に理解!

AR、VR、パノラマ映像体験を一つのアプリケーションに結集「FREA AR・VR研究ガイド」 @ 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所
産業技術総合研究所、福島再生可能エネルギー研究所(FREA)は、地球環境に優しい自然エネルギーを研究する日本の拠点です。VIPから子供たちまで、世界からたくさんの見学者が訪れています。
研究者の悩みは、地中やタワーの上に研究施設があり直接見学者に見てもらうことが難しかったり、また、クリーンルームなど入るのが難しい場所もありました。
さらに、見学者に研究を理解できるようにわかりやすく説明することにも困難を感じていました。
FREA AR・VR研究ガイドは、そうした課題に応えるため開発されたアプリケーションです。
操作は直感的に
開発したアプリケーションはタブレットで使用します。
基本操作はタブレットを左右上下に動かすこと、画面に触れることだけです。
風力エネルギー、地中熱システム、太陽電池、3つのコンテンツ
FREA AR・VR研究ガイドには、「風力発電VR体験」「地中熱システム AR体験」「太陽電池一貫製造ライン VR体験」の3つの体験が用意されています。
■ 「風力発電VR体験」リアルなCGで再現された研究用風車
実際の風車に登り、洋上まで旅する
FREAの研究用の風力発電には、様々な特別な装置が設置されています。こうした装置を実際に動かして研究を体験できます。
風速、風向を変えると、風車や翼はどのように変化するのか?
翼についた特別なプラズマ装置を動かすと何が変わるのか?
見学者が自分で試して答えをさがします。
絶対にできない見学の一つがこれです。本物風車の上に登ります。地上41.5メートル、360度パノラマで堪能できます。
これからの風力発電、洋上風力発電の見学の旅も可能です。大海原に林立する風車の間をフライングできます。
■「地中熱システム AR体験」見えない地中を覗く未知の体験
地中熱の研究システムは、FREAの地中熱実証フィールドの地中に埋設されています。ARで実証フィールドに地中のシステムを見るこれまでにない研究紹介です。
どのように熱が地中に伝わっていくか?
3つの地中熱システムの違いは?
見学者は、タブレット持って歩き回りARで地中熱システムの秘密を探ります。
最深100メートルまでの地中を探る

鉛直の地中熱システムは、地中100メートルまでパイプが伸びています。
■ 「太陽電池一貫製造ライン VR体験」8kパノラマカメラで撮影されたリアルバーチャル体験
研究所では日本で唯一の太陽電池一貫製造ラインを、360度パノラマ映像でツアーします。
実際に製造ラインを見るより、ずっと詳しく見学ができます。
太陽電池ってどうやって作るの?
クリーンルームってどうやって入るの?
見学者は、自分で歩き回ったように、ラインをめぐります。